愛され女子の激甘コレクション
「色羽、いい……?」

「わかってる、くせに……」

激しく責められるのが好き。
全身をめちゃくちゃに愛されたい。

それを満たしてくれる、この時間が、堪らない。
「どっちがよかった?」

「…………」

答えない私に、走輔<ソウスケ>は苦笑いして囁く。
「ウソだよ」

2時間前まで貴師君と抱き合っていた私は、今は走輔の腕の中。

今の質問は、どっちとの夜が良かったのかという事。

……答えられないのは、後ろめたいからじゃない。
だって、どっちも良かったんだもん。
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