愛され女子の激甘コレクション
大学に入ったばかりのゴールデンウィーク。
生まれて初めての一人旅は、日本で一番星が綺麗に見えるという田舎町だった。

星だけが目当てだったから昼間はすることもなくてぼんやりと過ごしていたら、宿の息子が「何もない所ですけど、案内しましょうか?」と声をかけてきた。

都会でも滅多に見かけないような整った顔に一瞬目を奪われて、退屈していた私は頷いた。

成長途中の身体は小柄で、私の方が力は強そうな中学生。
名前は立夏っていったっけ。
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