愛され女子の激甘コレクション
……。
眩しい……。

唇に柔らかいものが触れた。
「おはよ」
視界を覆う和葵くんの顔にどきりとする。

やっぱり、好き。

「リモコン知らない?」

「んー、ベッドの下かも」

「あ、あった。 またこんなの読んでんの?」

昨日床におきっぱなしにした雑誌を見て 和葵くんの 声のトーンが下がる。

振り向いた顔は、なんか俺に不満でもある?と言いたげに、視線が鋭くなる。

「 違うよ。ゆかちゃんがくれたから、ちょっと見てただけ」
慌てて言い訳すると「 ふーん」 と呟いて、 もう興味はなくなったみたいだ。
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