私の彼は魔王様
『兄上の物だという所がまたそそる。』


銀色の瞳が可笑しそうに瞬いた。





『離してってば!』

『まずはその良く喋る唇だな。』



『ふっ...んっ』


(またキスされた~!兄弟揃って、あたしの、あたしの、)



足を必死でばたつかせるが力が強くてびくともしない。




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