君の想い、受け止めるよ
雪乃は、なんだよーと笑っていた。
雪乃が買うものを会計で済ませて、雪乃の手を掴んだ。
スーパーを出て、駅方面に向かった。そこには歩道橋があり車も通れる場所だ。
いつの間にか山の頂から夕陽が出ていた。
俺は雪乃の手を引いて、目的地に着いたら手を離した。
「ここって」
雪乃は目を開いて、夕日を見ていた。
「覚えてる?」
「覚えてるよ」
「この時から雪乃とずっといたいって誓った。雪乃は俺にとって、なくてはならない存在なんだ」
夕日を見た後、雪乃の方に向き直して俺は素直な言葉でぶつける。
雪乃は目を見開き、俺を見て目から大粒の涙が溢れていた。
「…ありがとう」
俺は雪乃の涙を手で拭い、小刻みに小さい肩を揺らす彼女を守りたいと心の中から湧き出ていた。
その瞬間、雪乃を包み込むように強く俺は抱きしめた。
雪乃は俺に抱きしめられ、泣いていた。
俺も自然と涙が出てきていた。
「…雪乃」
涙を流して彼女の名前を呼んだ。
彼女は俺の両頬を両手で掴み、顔を近づけてきた。