やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
高辻は目の前の布団で眠る息子の頭をそっと撫でた。
大きくなった。
いつの間にか歩けるようになって、話せるようになって、走れるようになって・・・。
自分の足でどこかへ行くこともできるようになった。

でも、まだまだ子供だ。

こんなに小さい息子の心を傷つけてしまったことを改めて感じながらその罪悪感に胸がおしつぶされそうだった。

何とか泣き止んだ息子。なだめて布団へ横にさせるとすぐに眠りについた。

ふと息子の枕元に置かれた女性もののカーディガンが視界に入る。

そのカーディガンを手にしてギュッと握りしめる。


俺はどうしたらいい・・・?




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