小さな小さな恋物語

そんな事を思ってる間に放課は終わってしまった。

「はーい。みんな席について」

かとちゃんこと加藤先生がやってきた。

「出席とるよー。相川有里砂さんー。安達 直也くーん。」

先生が一人、一人と呼び始めた。

なんとかくーん。なんとかさーん。

って言う呼び方が小さい子供を呼んでるみたいで、いい気がしない。

まぁ。うちも子供なんだけどね。

「三浦 春花さーん…春花さーん。」

「春花っ！先生呼んでるよ！」

「えっ！」

あちゃ…

「元気ですっ！」

恥ずかしい…みんな笑ってるじゃん！今日は最悪だよ…

「じゃあ、一時間目初めるよ」