小さな小さな恋物語

それぞれの気持ち

確かに告白するとはいいました。

龍を学校裏に呼び出す。

ここまでは完璧。

でも、目の前には龍。

ニコニコの笑いで告白を待ってるかのようにみえるには、気のせいだろうか。

「あっあのさっ!」

「ん?俺が好きとカ?」

りゅうううううっ!
図星ーっ!
余計はずかしくなるじゃんっ!

「別に、好きじゃないし。今日は明日カラオケいけるかなーって思って呼び出しただけだし。」

あああああああああああっ!

いざ。告白しようとすると、こうなっちゃうんだよね…

もう失敗だゎ…

きっとまた傷つくだろうな…

恐る恐る顔を上げた。

そこには ニコニコに笑った龍の顔。

「それって…デートの誘いか?俺はお前のこと好きだかんな。これで両想いだな。」

え…
龍ってバッ・・カ?

「は?デートじゃないっつうのっ!」

「だって前、すきって言ってくれたじゃん。」

「だからーあれは…」

言葉に詰まる。

自分の本当の気持ちだし、

また 龍が傷つくのはみたくない。

「あれは…?」

う…
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