世界No.1の総長と一輪の花 ホワイトデー特別編



絶対深く考えずに今の言葉を言ったであろう彼女。少しも恥ずかしがってねぇし、普段は絶対に“一緒に入ろう”なんて言われない。




「じゃあ、買ってくか」




花莉が手に取ったものをひょいっと奪って、レジへと向かう。
そうしたのは、何も考えないで言った花莉をからかってやりたくなったから。




「へ…?」



呆然と立ち尽くして、俺を見送る彼女。
数秒後にはすぐに俺を追いかけてきて、めちゃくちゃ焦ってる。




「あ、えと、その、今のは……」


「ん?」




彼女は何を言うのかまとまっていなくて、そのあとは何も言わない。言わないと言うより、言えないんだと思う。




「ち、違くて……」

「ん?」




わざとわからないフリ。
すると、さらに花莉はあたふたして。




「泡風呂楽しみだな~」




そう言いながら店員に商品を渡して、会計に進むと、花莉は諦めたのか雑貨を見に行った。



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