ありがとう。そして、さようなら。
「あ、もうチャイムなりそうだから、あと、一つ質問させて。」

時計を見ると、あと、1分ほどしか残っていなかった。

なんで今日はこんなに時間が早く経つように感じるんだろう。

そんなことを考えていると頭から声が降ってきた。

「好きな人、いるの?」

「いるわけないじゃん。」

即答。

こんな私のオーラに近寄ってくる男子などはいない。

今まで好きな人ができたこともないし、告白されたこともない。

一生、恋とは無縁だと思っていた。


ーーーーあの日までは。
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