俺様天然男子
次の瞬間、体育館に響いた爆音。
心臓に、さっきまでなかった衝撃が走った感じがした。
結成3ヶ月…?
いやいや、さっきのが素人だとすれば、これはもう…プロに近い音がする。
そして、真ん中で。
モサモサと言われた大きな無口の彼が、マイクを口元に運んで、楽しそうに笑った。
すぐに、あたしの好きな、理音くんの呼吸音。
一瞬、動けなくなった人が、何人いたか。
あまりにも違いすぎる。
あの時歌ってくれたのは『軽く』だったのだと、初めて気がついた。
うまいの。
とにかく、うまい。
この曲、こんな感じだったかな…?
『本家を超える』のは、ここにも存在していた。
「えっ、やばっ…」
「何コレっ‼︎」
「すっげー‼︎」
もう、耳がおかしくなるかと思った。
みんなが知ってる、CMにも使われた曲のせいか、盛り上がり方が異常。
「由乃っ、あたし…嵐生のこと好きかも…」
まっすぐ山口くんを見ながら、小さく呟いた声は、きっとあたしにだけ聞こえた。
心臓に、さっきまでなかった衝撃が走った感じがした。
結成3ヶ月…?
いやいや、さっきのが素人だとすれば、これはもう…プロに近い音がする。
そして、真ん中で。
モサモサと言われた大きな無口の彼が、マイクを口元に運んで、楽しそうに笑った。
すぐに、あたしの好きな、理音くんの呼吸音。
一瞬、動けなくなった人が、何人いたか。
あまりにも違いすぎる。
あの時歌ってくれたのは『軽く』だったのだと、初めて気がついた。
うまいの。
とにかく、うまい。
この曲、こんな感じだったかな…?
『本家を超える』のは、ここにも存在していた。
「えっ、やばっ…」
「何コレっ‼︎」
「すっげー‼︎」
もう、耳がおかしくなるかと思った。
みんなが知ってる、CMにも使われた曲のせいか、盛り上がり方が異常。
「由乃っ、あたし…嵐生のこと好きかも…」
まっすぐ山口くんを見ながら、小さく呟いた声は、きっとあたしにだけ聞こえた。