俺様天然男子
手を繋ぐのは、もう自然な行動。



「大丈夫…?」

「なにが⁉︎」

「前、お腹痛かったから…」

「だ、大丈夫…。それより理音くんっ‼︎神社…どっち?」

「あっちー」



始めて来た、理音くんちの最寄りの神社。



お祭りみたいに、いろいろなお店が出ていた。



「ダルマ‼︎」

「正月っぽいね」

「理音くんちはおせちとか食べるの?」

「食べないよ。毎年新年会とか、泉も仕事だったりして、俺以外忙しいから」

「そっか」

「由乃のうちは?」

「お雑煮食べるくらい?」

「餅ね、餅。正月に餅って、食べた記憶ないかも。なんか、もらったカニとかハムとか肉とか?そんなのばっかり」



天道さんちのお正月事情は、お歳暮を食べるらしい。



理音くんと、1年の健康を祈って、おみくじを引いて。



ご飯食べようと言われて、帰る途中にあるファミレスに来た。



注文したものが届いて、ふたりで食べる。



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