冬と恒温
「いつまでむくれてるんだよ」
「背ぇ縮んだらどうしてくれんですか…」
「顔が小さくなったことを喜べ」
「喧嘩ですか?包丁持ってきます」
「どこらへんが喧嘩?」

2人は言い合いながら鍋をつついた。

「この肉旨いですね、先輩の肉ですか?」
「発想がサイコパスかよ…ていうかいいのかよ、結局夕飯貰っちゃってるし」
「先輩のロースと旨い酒貰ったんで大丈夫ですって。それに鍋って1人じゃ難しいんですよね。」
「俺のロースじゃねぇけどな。まあ、いいならいいわ」
「この酒飲みやすいですね」
「聞いてねぇな…しかもお前ザルかよ」

ローテーブルには棗が持ってきたボトルに加え、ストックしてあった酒の空き缶が並んでいた。
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