LastLOVE

・永遠…

「寒い…」


今日は日曜日。
健の所に行くんだ♪

いつもよりおしゃれして行く。
病院までの道が長く感じる。



トントン___

ガチャ___



「け〜ん♪」

ドアからひょっこり顔を出した。


「おぉ〜彩夏!!!」


あたしはビックリした。




健の髪がなかった事に…


健はそれを隠す為に、カッコイイニット帽を被っていた。


「驚いた??」

あたしは小さく頷いた。


「俺の事嫌いになった??」
「なるはずないよ!!」



反射的に答えた。

でも本当にそうだ。


髪が失くなったくらいで、嫌いになんかならない。



気がつくとあたしは健に抱き着いていた。

「ありがとな…」


健は優しくあたしの頭を撫でた。



「健…それよりさッ…誕生日おめでとう。」

頑張って笑顔で、そう言った。


そしてプレゼントを渡した。





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