恋を知らない花~初恋~
そうだったんだ。
そんなに会わなかった時間も想っていてくれたのが嬉しかった。

「嬉しいっ。」

「ハハッ、引かれるかと思ってました。物が物だけに気持ち悪いでしょ?」

「雄一さんは何をしても気持ち悪くなんてないですよ。」

「恋は盲目とはこのことですね。ハハッ、自分で言うのも照れますけど…」

可愛く照れてる雄一さんが愛おしくて首に腕を回すと自分に引き寄せキスをする。
それに応えてくれ、キスが徐々に深くなる。
ドロドロにお互いの唾液が混じり合うと、私はもっと、もっとと、雄一さんの唾液を吸い上げる。

雄一さんもまた興奮しはじめ、それからは疲れ果てるまで交じりあった。
気づけば外がうっすら明るくなっていたと思う。
それからは暖め合うようにくっついて眠った。

こんな幸せな夜がこれからも訪れますように。
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