幼なじみに溺愛されてるみたいです…!
8.
お祭り当日。待ち合わせは5時だがお昼すぎに晴ちゃんが来た。

楽しみっていうのもあるが準備に時間がかかる為早めに来たみたいだ。

普段しないメイクをし、晴ちゃんのヘアセットは私がすることになったので肩くらいの長さの髪を巻いてハーフアップにしてかんざしをさした。

私も髪を巻くのは自分でやってあとはお母さんと晴ちゃんにまとめてもらった。

お母さんに手伝ってもらいながら何とか準備が終わった。

「お母さんありがとう!」

「未桜ママ手伝ってくれてありがとうございます!」

「いえいえ。2人とも似合ってるわよ!晴ちゃん美人なんだから行く時気をつけてね。未桜のことお願いね」

そう言ってお母さんはリビングへ戻って行った。

「もー!いつも私の事お子ちゃま扱いする!私ももう高校生なのに」

「未桜はかわいいからお母さんも攫われないか心配なんだよ(笑)」

晴ちゃんの浴衣は予想していた通りかんざしとも合っており、晴ちゃんの華やかさを引き立てた。

それから30分ほどお喋りをし家を出た。

駅はいつも以上に混雑していて晴ちゃんと離れないように腕を組んで歩いた。

電車もギュウギュウ詰めで何とか乗れた。お祭りをやる公園には何とか時間通りに着きそうだ。

もう少しで待ち合わせ場所に着く。15分前に着くようにしたのにもう2人とも待っていた。

足早に近づいていった。

「怜!春野くんお待たせ!」

怜はこちらを見て固まった。

晴ちゃんは腕を離し春野くんの元へ行った。

「か、かわいい!晴かわいすぎでしょ!」

春野くんは予想していたリアクションだ。語彙力がなくなったようでかわいいとばっかり口にしている。

ヘアセットのことも褒めているのが聞こえて嬉しくなった。

それより怜は固まったまま動かない。どこか変な所があったのだろうかと心配になり髪を触ろうとすると手を掴まれた。

「変なとこないから!ごめん、かわいすぎて思考停止してた…。未桜かわいすぎ…。変な人に声掛けられなかった?急に触られたりとかっ大丈夫?」

喋りだすと早口で言った。とりあえず変な所があるわけじゃなくて安心した。

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