冷酷姫に溺れて。

「あ!そうだ!せっかくだし、ダブルデートしようよ!」

「いいな、それ!千影と霜月さんもいいよな」

「うん」

「ええ」


霜月さんをチラッと見た。

山崎と楽しそうに話している。

本当は二人でデートしたかったけど、俺にはハードル高いし、それがいいよな。


「じゃあ、そういうことで!また連絡するわ!」

「お邪魔しました~」


二人が行ってしまうと、俺と霜月さんは深いため息をついた。

完全にキスするタイミング逃したなってのと、なんか今日は色々あったなと思って。
< 130 / 132 >

この作品をシェア

pagetop