爽やか王子の裏側は



…


それよりこの状況をなんとかして欲しい


心臓がパルクールしてるから


「あのー長谷川くん離して?」


「え、やだ」


え、困る


「離せよ大翔」


園川くんに睨まれて軽く舌打ちをした長谷川くんは手を離してくれた


「西村華乃すごかったね。あんな運動できたんだ」


まあちょっと調子乗りましたがね


「でもちょっと注目されすぎなんじゃない?ハチマキ交換めっちゃ迫られてたじゃん」


うぐ

園川くんはなぜそんなにオコなの?


「西村華乃は俺と交換するんだから真一には関係ない」


「は?西村は誰とも交換の約束してないはずだけど?」


園川くんの鋭い目に見つめられ慌てて頷く


「えーそうなの?交換しよって言ったじゃん」


「ご、ごめんなさい」


「フラれてやんの」


びく!


園川くんと長谷川くんの間に飛び散る謎の火花に背筋が凍る


それより、聞かなきゃ


園川くんのハチマキ交換相手を


「そ、園川くんのあの」


「ん?」


うう…なんでこんなに緊張するんだ


「は、はちま」

『次の競技はー借り物競走です』


!


ナイスタイミングねアナウンスさん(怒)


「あ、俺出るわ」


長谷川くんが立ち上がった


借り物競走か


「応援してね?西村華乃」


「う、うん?」


「団違うんだからしなくていい」


あ、そうか



「真一?」


珍しく長谷川くんもニコニコ笑顔

なんか…ちょっと怖いけど


「なんだい?大翔」


ニッコニコの園川くん



え、なになに


なにこの空気

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