爽やか王子の裏側は
「あとこれ」
園川くんは紙袋を差し出した
「あ、ありがとうございます」
「…こっちこそ」
ん?
「あ、ありがとう」
!!!
園川くんは私から目線を逸らしてぎこちなくそう言った
「じ、じゃあ帰るから」
そのまま逃げるようにスタスタと歩いて行ってしまう
…
さっきの無邪気な表情といい…
今のぎこちなく照れた表情といい…
彼は私の心臓を騒がしくさせる
ゲスい本性を知り、黒い園川くんを見ても
それでも今まで通り、彼の言動に鼓動が早くなるのは…