年上同期の独占愛~ずっと側に
心機一転
久しぶりに、結婚して大阪に行った亜都子から連絡がきた。

「引越し、無事に終わった?」

「おかげ様で。亜都子こそ、そっちの生活慣れた?仕事はどう?」

「もうすっかり落ち着いてるわよ。半年たつからね。
ねえ、萌々香。落ち着いたんだったら、こっちに遊びに来ない?ウチに泊まってくれていいからさ。大阪案内するよ。USJも行きたいって言ってたじゃん、行こうよ」

亜都子からの魅力的なお誘いに、久しぶりに気分が上がってくる。

「うん!行く!楽しみ。いつがいい?」

「ふふ。いつでも。萌々香の都合のつく週末がわかったら連絡ちょうだい。土日だけだとバタバタするから、年休とってもいいからさ。合わせるよ」

「うん。スケジュール見て連絡する。」

「私の今の職場ね、同じビルに同期の林君とか矢島君がいるんだ。萌々香仲良かったよね?」

「うん。二人とも研修で一緒だった。」

「日程わかったら都合聞いてみるよ。一日くらい一緒に飲めたらいいね。」

亮と別れて半年以上たつが、正直亮のことはまだ引きずっている。弘美や堀村くんは合コンのお誘いや、弘美の彼氏の友人を紹介するなど、ちょくちょく声をかけてくれる。弘美と堀川君と食事や飲みに行くのは楽しいが次の恋愛はこの傷が癒えないことには踏み出せない。今の状態だと、あと何年先になることやら・・・

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