言えないふたりのホントの気持ち
リーグ戦だったので、空き時間があった。

お昼ももう食べ終わっていた。

邪魔にならないよう壁により、男子の試合を見ていた。


小林が出ている。

美咲『え?笑笑』

萌『どうしたの?』

私の中学校からの友達。部活内の実力も同じくらい。いいライバル。

美咲『え、あいつ見て?笑』

萌『小林?』

美咲『よく見てて、あいつ面白すぎる笑笑』

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美咲『まじヤバいツボる笑笑笑』

なんでこんな笑っているかというとね


小林、ボールミスする度に踊るみたいにオーバーリアクションしてる。


それが面白くてずっと笑っていた。


小林が自分に笑ってるんだって気づいたのか、たまに目が合う。


萌『絶対意識してる』

美咲『なにが?』

萌『小林、美咲が笑ってるからわざと面白いことしてると思う』

美咲『何言ってんの?笑笑あーほんと面白い笑』
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