王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「あ、芙羽梨お帰り…って、どうしたのその顔」
「彩凛ちゃん……」
さっきの事をまだ自分一人で受け止めきれず、ふらふらしながら戻ってきた。
そんな私を彩凛ちゃんは心配そうに見ている。
これからリレーが始まるからか、周りは出場選手が紹介される度に歓声を上げていて。
とてもじゃないけど、小さな声で相談したところで相談にならないはず。
それに、かずくんはきっとすごく勇気をだして私に告白をしてくれた。