王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】

僕に一生懸命応えようとしてくれる芙羽梨。



だけど、もう限界そうだ。



「せ、んぱっ…も、いきできな…っ…」



目いっぱいに涙をためて、真っ赤な顔で僕を見つめる。



っ…あぁもう、この子は本当に…。



名残惜しさを感じながらも、ちゅ、とリップ音を立て唇を離した。



芙羽梨の顔は火照っていて、目がとろんとしている。



力が入らなくなったのか、僕の方にもたれかかってきた。



「…先輩、私、ちゃんとできてましたか…?」



「…っ、うん。芙羽梨、ものすごく可愛かった」

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