美術室のユーレイ
「ねぇ、舞空…言いにくいんだけど…」
アカリが恐る恐ると言った感じで申し訳なさそうにしている。
私はアカリに言われる前に言った。
「川村美斗はまだ生きている、でしょ?」
「えっ、知ってたの!?」
アカリは驚き、数歩後ろに下がる。
これで確定した。
あの美斗くんはやっぱり違う人だった。
本物の川村美斗は生きている。
…わかっていたはずなのに少し心に傷を負いながら私は頷いた。
「うん、この前判明した」
「そうだったんだ」とアカリは頷いた。