もう一度だけ、キミに逢いたい。

まあ、光ちゃんは何をしても様になるし、わたし的にはすごく癒されるけどね。


「ありがとう、すっごく嬉しい」


わたしも自然と頬が緩んで笑顔になる。


「「いただきます」」


二人の声がそろう。




…うん、美味しい。


光ちゃんの料理はプロ並みまではいかないけど、それでも心の籠もっていて、とても暖かい味だ。


わたしは基本、光ちゃんの作った料理しか食べない。


お店の料理が食べられないわけではないけど……あんまり好きじゃないから。




………ふぅ。

そろそろ、かな……


わたしの気持ちも落ち着いてきたし、何よりこれ以上先延ばしにしても、光ちゃんに心配かけるだけだから…


ちゃんと今までのことを光ちゃんに話す。

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