もう一度だけ、キミに逢いたい。

「友梨乃、久しぶり!元気にしてた?」


「ちょっと、佳菜子。あんた、直球すぎ」


「どう考えても元気じゃないでしょ…」


「というか、友梨乃、あなたこっちに来るのが少し早いんじゃなくて?」


「そうだよー。まだ16歳なのに」




次々にかけられる言葉に、とうとう我慢していた涙が一気に溢れ出す。






「…っ、うええええぇぇぇぇんんん………!!!」


わたしは、泣きながら一番前にいた伶くんに思いっきり抱きついた。




「…!おっとっ…」


「れぇ…くん……会いたかった……っ、会いたかったよぉぉ……ぐすっ…うっっ……」


「友梨乃……」




伶くんもわたしの名前を呟きながら抱きしめ返してくれる。


ああ…伶くんだっ……7年前と変わらない、わたしが知ってる伶くんの温もりだっ……


< 420 / 471 >

この作品をシェア

pagetop