もう一度だけ、キミに逢いたい。

小さい頃の夢は、“世界で一番大好きな人と結婚する”だったし、7年前も特に自分の将来について考えたりしなかった。


“光ちゃんのために生きたい”とは思っていたけれど、具体的に何かあるわけではなく…




あぁぁ〜……ほんとにどうしよ……


みんな自分のやりたい仕事とかどうやって見つけてるんだろ……


わたしはやりたいことがないことに焦りながらも、とにかく自分はなんの仕事がしたいのか、眠くなるまでずっと考えていた……






───その日の夜、わたしは伊織くんの夢を見た。




……………………


………………


< 458 / 471 >

この作品をシェア

pagetop