人格矯正メロディ
☆☆☆
「その買い物、どうしたの?」
玄関を入った瞬間偶然トイレから出て来た母親に見つかってしまった。
しまった! と思うと同時に買い物袋を背中に隠す。
「安売りの服を買ってきただけ」
「そんなに沢山?」
「アウトレットのお店に行ったの。一枚500円とかだから、つい買いすぎちゃった」
学校の近くに最近できたアウトレットの店を思い出し、あたしは早口に言った。
あのお店ならとても安い商品が沢山並んでいることを、母親も知っていたからだ。
「あぁそうなの」
納得した母親は途端に興味を無くしたように頷き、リビングへと入って行く。
その後ろ姿を見て、あたしはホッと大きく息を吐きだした。
月5000円のお小遣いでこれだけの商品を購入したとバレたら、なにを言われるかわからない。
背中に回していた買い物袋をそっと前に持って来て、そのロゴを見つめた。
それは若者に人気のブランドで、安売りになっていたとしても一枚500円で購入できるようなものではなかった。
あたしは「ふふっ」と小さく笑って自室へと急いだのだった。
「その買い物、どうしたの?」
玄関を入った瞬間偶然トイレから出て来た母親に見つかってしまった。
しまった! と思うと同時に買い物袋を背中に隠す。
「安売りの服を買ってきただけ」
「そんなに沢山?」
「アウトレットのお店に行ったの。一枚500円とかだから、つい買いすぎちゃった」
学校の近くに最近できたアウトレットの店を思い出し、あたしは早口に言った。
あのお店ならとても安い商品が沢山並んでいることを、母親も知っていたからだ。
「あぁそうなの」
納得した母親は途端に興味を無くしたように頷き、リビングへと入って行く。
その後ろ姿を見て、あたしはホッと大きく息を吐きだした。
月5000円のお小遣いでこれだけの商品を購入したとバレたら、なにを言われるかわからない。
背中に回していた買い物袋をそっと前に持って来て、そのロゴを見つめた。
それは若者に人気のブランドで、安売りになっていたとしても一枚500円で購入できるようなものではなかった。
あたしは「ふふっ」と小さく笑って自室へと急いだのだった。