私の太陽は?

4月下旬

○○「もー!ホンマに同じクラスが良かったんやけど!私のクラス知らない人ばかりや!」
去年同じクラスだった近藤愛実が3組のクラスに来て叫ぶ



瑞稀「私もやで……愛実。頑張ろうよ。」
私は愛美の手を握った


愛実「あっ……もう予鈴の35分。クラス帰るね。」



瑞稀「おけおけ、また来てぇ!」
愛実はクラスの4組へと帰っていった




今は4月の最終週。私はクラスでボッチ。
周りはグループをつくっている。
ケバい人ばかりで仲良くなれそうにないって思ってたらはい、1人。




ダンダンと足踏みをして教壇にのぼり
○○「次の授業で学園祭の役割決めするし考えといてな!去年と同じ、ダンスするフィールドと模擬店のイベントと劇のステージやし!」
と、団長の飯田輝斗(イイダキラト)が言っている。輝斗とは小学校から同じであり、幼なじみだ。



私は運動できなくて、演じるのも無理だし、イベントしかないと決めていて、私は即イベントに名前を書いた。そうしたら言い争いもなくすっと通った。イベント、人気なのにな。多分ボッチの私と関わりたくないのだろう。



メンバーはこのクラスからは男子3人、女子は私をいれて4人。
ほぼ初見である。



○○「ねーねー瑞稀ちゃん。私ら女子3人デザインのセンスなくてさー。デザイン長やってくれへ〜ん?……空いてるのもそこしかないし。」
と、イベントメンバーの1人、佐々木麻衣が言ってきた



瑞稀「あ……いいよ。」



麻衣「えっいいのー!それならここに名前書いてぇ!」
瑞稀は麻衣に紙を渡され、名前を書いた。無理やりだが。



○○「お、やっと決まったんや!」



麻衣「やっと とか言わんといて、前田くん!麻衣が説得したんやで!」
とイベント長の前田拓海君がきた



前田「ありがとうなぁ、井上さん。なかなか決まらなくて困ってた。早々やねんけど、放課後残ってもらえへん?」



瑞稀「うん、わかった。」



なんかめんどくさい日々が始まりそうだ。
リーダーとか向いてないのに……


< 1 / 33 >

この作品をシェア

pagetop