私の太陽は?

7月2日(月)


残り1日となった
模擬店のメンバーといるのもあとわずかか


あの悪寒(?)はなんだったんだろう、女子の目も今のところ怖くはない


悪寒は……こんな私が輝斗と仲がいい嫉妬の悪寒。わかる。何度も体験してるもの。


これのせいで……

ううん、輝斗と久しぶり話したからといってなんもないから!


──


原田「わぁ〜!完成度高い!ほかの団の人も見にきてますよ!!」
原田君はテンションが上がっている



瑞稀「そりゃあ、これみて驚け!や。この前の放課後、原田君の大〜好きな先輩が頑張ってくれはりました。」



原田「あぁ〜。やっぱり裕翔君ですね。」



日和「あとは内装ですね。」



瑞稀「そう、今日は内装頑張りましょ!!」
小さくガッツポーズをした



──


瑞稀「あっつ……。」
そんなこと言ってられん。今日に完成せなダメなんだから!
内装のため机を運ぶ



前田「ああ、井上さんは店の内装頼むよ!運ぶのは男子がやるし。」




瑞稀「えっ…。」
前田君が私の持ってる机を取った



前田「だーいじょうぶ!運ぶ人はいっぱいいるから。」
前田君は机を3-3に運んだ




ありがとう……!



──


瑞稀「え、布を?」




輝斗「そそ。酒井が多めに布を買ってて。フィールド用の衣装の残りものだけどって。」



春奈「瑞稀ちゃんの頑張り聞いてて、なにか出来ないかなって思ってたとこ。余り物だから存分に使って!」
酒井さん……改め春奈ちゃんは私に布を渡した




瑞稀「ありがとうございます……!」




春奈「テーブルクロスとかオシャレじゃん?」



なるほど!ありがとう、春奈ちゃん!



──


瑞稀「よーし!最後、ラストスパートッ!」




原田「おー!……なんちゃって。」



私は笑った




瑞稀「あとは何を…………ウッ…。」








目の前が…暗い……






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