優しい温もり【完結】

頼朝said

真っ赤な顔の美優が教室へと戻っていった。

面白いし、なにより可愛かった。
 

先日俺は、店にファイルとライターを店に忘れた。
本当は今日どうしても必要な物ではなかったが、店にいる姫のことを思い出した。
ほんのイタズラ心で、彼女が俺の正体を知った時どうなるか、見てみたくなった。

そして今、彼女は俺の正体を知り部屋から出て行った。

想像していた以上に驚いてくれた。
それがまた、めちゃくちゃ可愛かった。

いつも俺の授業をうわの空で受けている彼女。
俺をちゃんと見たことが、無かったのだろう。
まぁ、学校一 ダサい男と言われている俺なんて、誰も見ていないだろうが・・・・。
誰にも素顔は知られたくない・・・だから、どうでもよかったはずなのに。

彼女には知って欲しいと思った。本当の俺を・・・・。
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