結ばれる運命だから
24

会社では 素気ない態度に 戻るけれど。

俊樹は 必ず 週末は 私の部屋で 過ごす。



付き合うようになって 1ヵ月。


「ねえ。悠香。ベッド 買い換えようよ。」

私の肩を抱き寄せて 俊樹は 言う。

部屋では いつも 私に 触れている 甘々な俊樹。


「いいよ。このベッド もう古いし 狭いもんね。」

部屋も広くなったから。

「明日 買いに行こう。ついでに このベッド リサイクルに出そうね。」

笑顔で言う俊樹。

『 どんなベッドがいいかな 』なんて タブレットを開いて。


「ねえ。これ、どうやって運ぶの?」

不安に思って 私が聞くと


「明日、俺んちから 車持ってくるよ。」


実家暮らしの 俊樹。

どさくさに紛れて 私も 俊樹の実家まで

一緒に 行くことになってしまう。




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