18歳で父になった。




「上がったぞ〜」






柚子に続いて俺もお風呂を終え
部屋に行くと、柚子はベッドで横になりながらケータイを弄っていた。






「早かったね!」



「そうか?」



「ほら、早くこっち来て」






柚子は自分の横をポンポンと叩いて腕を広げる。



今日は疲れたなぁ、早く寝よう。
なんて考えつつ、柚子の隣に横になると

俺の頬に柚子がキスをしてきた。






「寝ないで構ってよ」






今まさに横になってすぐ寝れそうでいると、柚子が寂しそう顔で訴えてきた。



確かに泊まりなのにすぐ寝るのは良くないけど、眠い…。



朝から部活で、それからはずっと柚子と買い物やら色々したからなぁ…。




それに構うって何したらいいのか分からないし…。






「ねぇ、紫苑くんさ、そういうことした事ないの?」



「そう言うことって?」



「恋人同士がする、キス以上のこと」






柚子のかまって欲しい、に対応できずにいると

突然のド直球な質問に、思わず俺は咳き込んでしまった。






「い、1回だけならある」



「あの元カノと?」






そりゃ元カノ1人しかいないし、そうだろうと首を縦に振ると


柚子は口をとがらせる。






「じゃあ私ともしようよ
私は紫苑くんとしたいと思ってるよ」



「うーん…」






まだ早いよなぁ、付き合って1ヶ月だし。



柚子の言葉に素直にうんとは言えずに言葉に詰まっていると、柚子は次に口にキスをしてきた。






「好きだよ紫苑くん
好きだからこそ、紫苑くんの距離が寂しいよ」






距離が寂しい。



そんなことを言われるのは2回目だなぁ。なんてぼんやりと考える。




柚子の悲しげで切ない声に、俺も変わらなくては行けないとら思ったことを思い出させれ

そっと、泣きそうな柚子に口付けをする。




女の子に触れるのは苦手だ。
て少し強く触ると壊れそで怖い。


そんなことないのはわかってるけど
だからこそ守りたいと思うし、優しく大事にしたい。




そんな俺の気持ちが大切な人を悲しませるのは不本意だから、き何度も何度も角度を変えキスをしつつ



そっと柚子の上に覆い被さった。




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