俺がしあわせにします

同じじゃない

「おまえとあいつの思いは同じじゃないんだ。恋愛は平等じゃない。相手のことを一番に考えたとき、それが二人にとって一番の答えになるとは限らないんだよ。だから俺は優しくなんかできなかった。俺がどんなに彼女を思っても、彼女は俺をそうゆう対象として見たくなかった。それでも諦められない俺は、優しく受け入れることなんて出来なかったんだ。同期としてなんか嫌だった。彼女を困らせたと思う。でも、後悔したことはない。言ったろ?選ばないんじゃない。選べなかったって」

「それはわかりましたけど、じゃあ、俺はどうするのがベストなんですか?知ってるなら教えてください!」

俺は勝手なことをのたまう彼を睨みつけて言った。
およそ頼みごとをしてるとは思えない態度だ。

「それはおまえが決めればいい」

「ずるいですよ!そこまで言って教えてくれないなんて。椎名さんだったらどうするっていうんですか!」

俺の予想外の勢いに押されてか、俯いて少し考える仕草をした。

「結局一緒だなワンパターンに告白するだけだ」

聞くまでもないような回答が返ってきたが、その言葉はストンとココロの中に落ちてきた。
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