プリンセスストロベリーの憂鬱
真新しい制服に身を包んだ新入生達が、廊下を行き交う。


今年から担任を受け持つことになった。


少しだけ緊張してながら、職員室に向かった。


中に入ろうとした時、目の端に一人の女子生徒が見えた。

自分に挨拶をして後ろを通り過ぎた瞬間、ふわりと残り香がした。


甘く柔らかい

苺の匂い。
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