白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集

恋 「でもさ
   俺だったら絶対に嫌だけどね。

   彼女の父親が考えた呼び方で
   よばれるなんてさ?

   それに十環っちだって
   桃に『とう君』って呼ばれるたびに
   父さんの顔が浮かぶよ、きっと」


桃 「それは……嫌かも」


父 「十環に嫌われるのは
   ……俺も嫌だな」


虎 「じゃあ、今まで通り
   『十環先輩』でいいんじゃね?」


桃 「まあ……そうだね」


  無駄な時間を過ごしてしまった
  今回の家族会議。

  これにて、終了。


  それにしてもお父さん。
  どれだけ十環先輩に好かれたいのよ。


  TODOMEKIの初代総長の威厳
  どこに
  行っちゃったんだか……     
                
             ☆END☆

 
 今回は、会話重視にしてみました。


 次回のお話の短編のタイトルは

 「龍兄 好きな子に
  声をかけられなくて……(仮)」です
 
 お楽しみに。

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