幼なじみの彼とわたし

帰ってきて、遥ちゃんから買い物袋を受けとる。

「ありがとう」

「うん」


遥ちゃん自分の家のような様子でソファに座りテレビを見始めた。
結婚して旦那さんができたらこんなかんじなのか、と時折遥ちゃんのほうを眺めながら、パスタ、サラダ、スープを作る。


「やっぱりうまいな。持つべきものは亜衣だな」

満足してくれたみたい。

いつも全部食べてくれるから、作りがいがあるよね。
それに、あの笑顔見られるならいくらでも作れる気がする。


それから一緒に夜ごはんも食べて、遥ちゃんは帰っていった。