お前が好きだなんて俺はバカだな
お茶もお菓子もすごく美味しかった...。

先輩、意外と家庭的なのかな...?

まあ、基本なんでもできる人だからな...。

「くつろいでるな...。」

「えへへ。
ソファ気持ちいいですね。」

「...そうしてると、猫みたいだな。」

「にゃー。」

先輩は大袈裟にため息をつく。

もー...。

「また何回か来てもいいですか?」

「...。」

「先輩?」

「...いいけど、事前に連絡しろよ。」

「...はい。」

うーん。
あんまり家に来られるの、好きじゃないのかな...。

「お前の家からここまで距離があるんだから、途中で何かあったら困る。」

「大丈夫ですよ。
先輩心配してくれてるんですね。」

「当たり前だろ。お前は女なんだから。
どうしてもこっちに来たいなら、なるべく迎えに来るようにするから。」

なんだ、そういうことか...。

「ありがとうございます、先輩。」

私が、とびきりの笑顔を先輩に向けると、
先輩は、また仕方なく笑う。

この顔を見ると、もうちょっとお世話になってもきっと大丈夫なんだろうなって、安心する。

「先輩...なんか眠くなってきちゃいました。」

「おい...今寝たら日が沈むぞ。」

「だって、先輩のお家、日当たりがよくて、ちょうどいいんです...。
夕方にまた起こしてください。」

「お前...。」

先輩が何か言ってたけど、私は心地よく寝てしまった。
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