3次元での恋愛に興味はありません!

兄と私

皆さんいきなりですが聞いてください。
今、この世界で一番輝いていて『憧れる人』のことを現実で会うことも触れることもできないその人のことを・・・・
『凛斗だからって諦めるのかよ!!』
『・・・・仕方ないじゃないか今、僕がー』
「凛斗くん今回も萌え~」
画面を挟んでしか会えないけど私の推しは、世界で一番可愛くて輝いていている・・・・
私が今最も推しているこの子は、
【スクールミュージック!】という学生もののアニメに出てくる『佐伯凛斗』くん
気だるそうに話をするその姿まさに萌えます♪
「はぁ~今回もごちそうさまでした♪」
さて、そろそろ寝ようかな
時計を見ると24:00を過ぎようとしている。
部屋の灯りを消すとベットに横になった
明日の朝、もう一度観よう!
________
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まぶしい・・・・
そっか、昨日カーテンちゃんと閉めてなかったんだ・・・・。
コンコンッ
部屋のドアをノックする音で完全に目が覚めた。
また・・・・
「陽葵~おはよう♪お兄ちゃんだよ~」
「朝からテンション高すぎるよ。まさ兄」
「そうかな?」
そうかな?ってそうなんだよ!
私、中原陽葵には3つ上の兄がいる。
兄のことはあまり好きではないが兄の仕事は好きだ。なぜって・・・・
「陽葵、昨日のスクールミュージック!観てくれた?」
「観たよ」
「どうだった?」
「凛斗くんが可愛かった♪」
「そっかそっか~それが聞けてお兄ちゃん嬉しい♪」
そう、私の推しである凛斗くんは兄が声を当てているキャラクターなのだ。
無駄に声がいい~
それ以外は、苦手だ。
「まさ兄、そろそろ部屋から出てくれないかな」
「どうして?」
「着替えるから」
「お兄ちゃん、別に気にしないよ」
「変態って言ってもいいですか?」
「お兄ちゃんリビングで待ってるね」
変態とだけは言われたくないんだ。
制服に着替えると髪をまとめ眼鏡をかけ鞄を持つと部屋をてで階段を降りてリビングに向かった。
リビングのドアを開けるとすでに父は、出たあとらしく新聞紙とコーヒカップがおいてあった
「陽葵、父さんならさっき」
「見たらわかるよ」
「それもそうか・・・・父さんが台所に朝食置いとくって」
「わかった~」
「そうだ、陽葵」
「なに?」
「今日、一緒に学校行こう」
「絶対に嫌!」
「えぇ~どうしても?」
そんな捨てられそうな子犬みたいな瞳しないでよ~
「学校の近くまでなら・・・・」
「やった~」
そんなに嬉しそうにされると言わなきゃよかったとか思えなくなる



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