カッコウ Ⅱ
哲也 1
大翔に真実を話したことを、哲也は色々考えてしまう。

まだ高校生の大翔は真実を受止めることができるだろうか。

もう少し嘘をつくべきだったのではないか。
 

でも大翔はとても知りたがっていた。

一人でみどりを待ち伏せするほどに。

嘘をつき続けることは、かえって大翔を苦しめる。

大翔は頭の良い子だから、逆に色々考えてしまうだろう。

そう思って哲也は大翔に話した。
 


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