私の仮恋人は親友のお兄さん
通常の生活

家に戻る

麗華さんの車で
私は家の前で落とされた

廉人さんに
連絡をいれようと思ったけど

私は連絡先を知らない

一週間
一緒にいたのに

私は廉人さんの携帯のアドレスを
知らないと
気がついた

家に帰ると
お母さんと妹が出迎えてくれた

お父さんは
仕事に行っていた

「すごいドレスね!」

お母さんが目を輝かせて言ってくれる

「で?
白馬の王子さまは?」

妹も楽しそうだ

「廉人さんのこと?
今日までの契約だから」

「一週間、一緒にいたんだから
それなりのことはしてるんでしょ?

それで居座らなくちゃ!」

妹が興奮している
頬を赤くし
鼻の穴をふくらませていた

「それなりって…」

倉庫での廉人さんを思い出した

エッチしている廉人さんも
格好良かった

でも
それも
今日でおしまい

今日からは
いつも通りの生活に戻るんだ

果恋ちゃんには
お礼としないと

ケーキバイキングに行こうかな

それとも
休みの日にカラオケ?
ランチを楽しむのもいいかもしれない

「お姉ちゃん!
…で、王子さまとどこまで
進んだの」

妹がテーブルを叩いた

「何にも進んでないよ

着替えてくるから」

私は妹の共同の部屋に
逃げるように飛び込んだ
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