あの空に手を伸ばして
招待




「ねえ、明日みんな暇?」

「ひまひま!なに?遊ぶ?」


たかしくんが加わってからも毎日わたしたちは屋上で過ごした。

学校にいるはずなのに、毎日遊んでいるような感覚。


でも、勉強はもちろんしている。

わたしにも夢ができたから。



「お母さんがね、一度家に呼んだらっていってるんだけど・・・」

「え!まじ!いく!」

「いいのか?」

徹くんの即答にサクが心配したようにこっちをみる。


「うん。みんなのこと、ちゃんと知りたいって」

「そっか」

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