組長とマフィアの標的になりました。

  お父さんとお兄ちゃんに会いたい…なのに会いたいのにすごく…憎い…



  憎い


  憎い


  でも…大好き



  矛盾を抱えたまま私は目を覚ました。
    




美紀「…ここは」




光「美紀!」



美紀「光…」




光「急に倒れるから心配した!」




美紀「ごめん」




光「ここ病院、私の知り合いだからお金とか大丈夫だからね」




美紀「うん」




光「江も美紀に謝って!」




江?「わ、悪かった、」




美紀「いえ」





?「目覚めたんなら少し聞いていいか?」




美紀「はい」




新「その前に名前、俺は無黒 新ここの委員長よろしく」




美紀「はい」




新「それでお前はなんで倒れたんだ?」




  理由言わないとダメだよね…でも




  言いたくない!




美紀「…」




   私はだんまりになってしまった



    
光「言いたくなかったら言わなくていいから」




美紀「言いたくない」




新「わかった」




美紀「私もう帰れますか?」




新「ああ」



  私はすぐに着替えて帰ろうとしたけれど




光「美紀!明日一緒にショッピング行こ!笑」




美紀「…わかった」




光「約束ね!」




美紀「うん」



   約束…




   家に帰りご飯を食べお風呂に入りすぐに私は寝た




   次の日になり光と学校え向かった




光「今日いっぱい買おうね!」




美紀「そうだね」




   時間はあっという間に過ぎて放課後になった。光のそばに行くと光が私に言いにくそうな顔をした




美紀「何かあったの?」




光「ごめん…今日のショッピングいけそうにない…」




美紀「そう」




   約束…





光「本当にごめんね!明日は絶対に行こ」




美紀「うん」




光「もう帰らないとだから、それじゃあ!」




美紀「うん」





    結局みんな約束破るんだね…




    憎い‼︎



    私の心はあの時とは違う、醜い心になっていたのだ



    
     次の日光が笑って私のそばに近づいてきた




光「昨日はごめんね!今日は大丈夫だから」




美紀「うん」



   放課後



光「…美紀…あの、」




  結局同じこと




美紀「もう帰っていいよ」




光「え、」




美紀「また用事ができたんでしょ?早く帰れば」




   私はトゲトゲしく言うと光のお兄さんが私を睨みつけた、他のみんなも、




光「本当にごめん‼︎明日は絶対に!絶対にだから」




美紀「…しないで」



光「え?」



美紀「最初から守れもしない約束をしないで‼︎」



光「?!」




美紀「どうせ明日もまた同じでしょ?それなら出来もしない約束なんてしないでよ!」




光「ご…めん」



  凍りついた空気の中光のお兄さんが私の胸ぐらを掴んで来た




?「さっきから聞いてればお前何さまだ」



美紀「…」





   これがどんな気持ちかわからずただ何も言わずに魔やられるがままにしていると





?「お前まるで人形だな」




  お兄さんはそう言って私を突き飛ばした




光「お兄ちゃん最低!女の子投げるなんて!」




?「チッ」




光「美紀立てる?」




美紀「触らないで、約束なんて嫌い!」




   そう言って飛び出して家に帰った。




美紀「あんな事して絶対に明日いじめられる…」




美紀「明日、休もうかな」





   約束なんて、嫌い、私はずっと待ったのに




   くるって信じてたのに




   二人は来なかった…




   本当は私あの二人を憎んでるんだ…




    来なかったことに…




美紀「厚かましすぎ笑」





    それと同時に、二人に会いたくて恋しく思う自分が嫌だ




    こんな気持ち味わったことないから
< 6 / 58 >

この作品をシェア

pagetop