Bitter Sweet
「HAAPY NEW YEAR!!」


絵梨花と過ごす年越し。


「蓬莱くんはどこにいるのよ?」


「お母さんの家」


「あー家族と年越しね、それ普通よね」


「そーそー、私は明日実家に帰るつもり」


「私も、咲良、今年の目標は?」


「うーーん、教師として頑張る!」


「なにそれ、普通すぎる!」


「普通のことを完璧にしたいの」


「なるほどね〜、私はまじで結婚相手を見つけること」


「なにそんなに急にどうしたの?」


「下に妹2人いるんだけど、2人とも結婚したの」


「えー!おめでとう!!早く言ってよ!」


「本当にお祝い事で私も嬉しいんだけど、親がうるさいの、お前も早く結婚しろ!って」


「そうなんだ〜」


「もう今年25歳になるし、本気で一生を共にできる人を見つけないとなって」


「だから合コンに行ったの?」


「そうそう、でも私に合う人はいなかった」


「そっか〜」


「あー運命の人いないかな!!!咲良と蓮斗カップルみたいな!!!」


「私たちが運命?」笑


「入学してすぐにお互い一目惚れだったんでしょ?」


「まぁそんな感じ」


「それでお互い愛し合ってるし、羨ましいわ、私なんか付き合っても私の一方的な愛だった気がするし、相手に全部押されていたし、付き合うならお互いに愛を感じる恋愛をしたいよね、愛して愛される、そういう恋愛。」


「そうだね…」


「そんな可愛そうな目で私を見ないで〜
よ〜」


「私そんな目してた?」


「してた!私絶対いい相手見つけるからね!あ、咲良、今からお参り行こう!」


「今から!?」


「年越ししたから、いいじゃん、行こ!」


「分かった」


近くの神社に行くと人がたくさんいた。


おみくじ引いてお参りする。


「私、大吉だって!!!咲良は?」


「私は吉」


「お互いにいい1年になりそうだね」


「それじゃお参りしよ」


二礼二拍手一礼


(蓮斗が楽しくこれからの日々を過ごせるように…)
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