イケナイ王子様
☆☆☆
「あー、なんだよこれ……」
数時間後。
夕飯を食べ終え、歯磨きし終わったとき、リビングから、そんな声が聞こえた。
この声の主は……。
「翔さん……?」
リビングを覗くと、髪をかきむしりながら、ローテーブルに置かれたなにかを見つめる翔さんの姿が。
その姿も絵になるなぁ……じゃなくて!
「どうかしたんですか……?」
危ない……。
もうちょっとで、完全に翔さんに見とれてたよ……。
翔さんは、チラッと私を見て、すぐに視線を床に落とす。