屋上海月 〜オクジョウクラゲ〜
ランプに浮かぶ影
真木の 真っすぐな、強い視線
「 ――… ってコトで
ごちそうサンでした!
おっし!青山立て!!
ボウズ×2!!灰谷! 行くぞ!! 」
「 え…クウヤ!どこ行くの?! 」
「 つべこべ言ってねえで
さっさと用意!!」
「 えーーっ!あ!マサヤさん!
これに何か、ハンコお願いします! 」
「 うはははは!何だこりゃ
夏休みのラジオ体操かよ!
しかもキスマークって! 」
「 オミヨさんが作ってくれた! 」
「 あの人も、相変わらずマメだねえ
見習わなきゃいかんといつも思うわ〜
んじゃ、ここはキレイに
繋げて行くしかないじゃ〜ん?
って、俺 口紅持ってないし…
ちょっと待っててな 」
彼が向かったのは
店内最奥にある、四人席
長い髪を耳にかけ微笑み
後ろに着いてやって来たのは
フェミニンな、ワンピース姿の小柄な女性
「 ここな 」
「 うん 」
「 ありがとうございます! 」