屋上海月 〜オクジョウクラゲ〜
放心状態になったあずるを抱え
自分も壁に 腕をついた
「 ――― ばかぁ… 」
腰をかかえ上げ、膝に乗せる
「 ―… 痛かったか…? 」
「 … 」
「 …ん?」
あずるからのキス
「 最初の…日は…
血が、いっぱい出たけど…」
「 …うん 」
「 でももう…
痛いだけじゃ ないよ… 」
「 ――― あずる… 」
「 …リュウジ…… 」
「 …ん? 」
「 …愛してる 」