『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

玄関に小林くんがいた



「傘、ある?」

小林くんに聞かれた



「ごめん、私持ってない」


「オレも」



私達はふたりで雨が止むのを待った



小林くんがいつものように
おもしろい話をしてくれた



時間は持て余さなかったけど
雨はなかなか止まなかった



時計を見たら30分経ってた



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