縁の下の恋

人生の転機



美優は、一理の家に来て以来、一段と誘い出すようになっていった。



ある日の源さんの店で…


「源さーん!久し振りぃ!一理連れて来たからね。何時もの、宜しく!!!」


「おぅっ!一理お嬢さんには、ご機嫌麗しいかい?」


「なーんで、一理には、そんな挨拶するの?あたしにゃ、そんなこと言ったためしないくせに!」



「てやんでぃっ!こっちとら、ホンマもんのお嬢さんは、判るぅっつうの!さぁ今日は、張り切ってやろうじゃないか!」



「はいはい!そうでしたか!一理は、ホンマもんのお嬢ですからね!源さんの見立て通りでしたからぁ!早くお腹空いたよ!何時もの、宜しくぅ!」



「美優と源さんのテンポが…何時も良いですね。好きです!続けてくださいな!」



「何言ってんだか!お互いストレスぶつけ合ってるだけだからさ。」



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