【女の事件】白紙委任
第7話
まさよしが10月10日の通り魔事件で殺人の容疑でケーサツに逮捕された…

しほのダンナは、宮城県の医師会から強制除名処分を喰らった…

家庭内の雰囲気が一気によどんでいた。

そうしたことが原因で、まさゆきの結婚問題がより深刻になっていた。

11月4日の朝であった。

まさゆきの上司の男性はまさゆきに『10月10日の結婚式を台無しにした騒ぎを起こした男を一からきたえなおすために契約社員としてうちで再雇用になったから、11月中に問題の男に仕事の引き継ぎを頼む…』と言うた。

そういうことで、まさゆきは本店へ異動することが決まった。

上司の男性は『10月10日の結婚式が台無しにした問題の男とOLさんは力づくで引き裂いた…これでまさゆきさんは結婚できるよ。』と過度にやさしい声で言うた。

しかし、まさゆき自身は上司の男性のやり方に違和感を感じていた。

上司の男性は『せっかくお嫁さんが来てくれるチャンスが回って来たのに、うれしいとは想わないのか!!うれしいとよろこべボケ!!』と言うてしっかりしろとさとした。

まさゆきは上司の男性が語尾に『ボケ!!』がついていたのを聞いて『ふざけんなよ!!ぶっ殺してやる!!』と怒り狂っていた。

その日の夜、恐ろしい事件が発生した。

問題のOLさんは、仙台市内の居酒屋で行われたジョシカイが終って、地下鉄の駅へ向かおうとしていた。

さみしそうな表情をしていたOLさんは、派手なシャツを着た男10人のグループに声をかけられた。

OLさんは、恐ろしくなってその場から逃げようとしたが、数人の男がOLさんをはがいじめにして押さえつけた後、近くにあるビルの解体現場に連れて行かれた。

「ギャー!!やめて!!助けてお願い!!ギャー!!」

次の日の朝のことであった。

OLさんは、青葉区葛岡(くずおか)の霊園の緑地で、衣服がズタズタに切り裂かれて、ボロボロに傷ついた姿で発見された。

朝5時過ぎに、宮城県警のパトカーが現場に到着したあと、現場検証が行われていた。

霊園の付近はキンパクした空気がただよっていた。

それから数時間後のことであった。

まさゆきが勤務している銀行の出張所にて…

まさゆきは、10月10日に結婚式場で騒ぎを起こした男に仕事の引き継ぎをしていたが、男が仕事を覚える気力がなかったので、イライラとしていた。

この時、本店から電話がかかって来た。

本店の人事担当者の人が『葛岡の霊園の公園で亡くなったOLさんを(10月10日に結婚式場で騒ぎを起こした男)が殺した…問題の男をロープでしばりつけて、本店へ引きずって来い!!』と怒鳴っていた。

それを聞いた上司の男性が、思いきりキレていた。

上司の男性は、問題の男に詰め寄った後、ファイルの角で力を込めて頭を殴り付けたあとこう言うた。

「オラ!!本店へ行くぞ!!オドレは今日でクビだ!!」
「何でなのですか!?」
「オドレが10月10日に結婚式場で騒ぎを起こして結婚式を台無しにされたOLさんをレイプして殺した容疑で逮捕状が出ている、県警本部の捜査1課の刑事たちが来ているから行くぞ!!」
「ヤダヤダヤダ!!ケーサツに行きたくないよ…ヤダヤダヤダ!!」
「やかましい!!オドレはケーサツ行きだ!!」

問題の男は、上司の男性をボコボコに殴り付けてロープで身体をしばりつけたあと、強制的に本店へ連れて行かれた。

問題の男は、宮城県警に逮捕された後どうなったのかはしらんが、県警本部の取調室で刑事たちから集団リンチを喰らっていると思う。

まさゆきは『何なのだ一体…』とつぶやいていた。

銀行をやめることを決意したまさゆきは、職場放棄をした後、本店に行って、人事の関係者に辞表を叩きつけて、ドカバキの大ゲンカを起こして飛び出していった。

まさゆきは次の日から勝手に欠勤して、職場に対して徹底抗戦をかまえた。
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